こんにちは!昨日は家に帰ってからずっとカヤネズミのことを考えていました。あのかわいいお顔、ふかふかな被毛…。
※画像引用しています
カヤネズミについて好き放題書きます。
カヤネズミ(Muscardinus avellanarius)とは?
学名:Micromys minutus
分類:哺乳類 – ネズミ科(Muridae)
生息地:日本(本州・四国・九州)、東アジア(中国・台湾・朝鮮半島など)
カヤネズミは、日本で最も小さな野生のネズミであり、草原や湿地に生息する非常に珍しい哺乳類です。樹上性の習性を持ち、ススキやイネ科の植物に巣を作ることで知られています。
目次
カヤネズミの基本情報
1. 日本最小のネズミ!体長わずか5〜8cm
- 体長:5〜8cm(尻尾を含めると約10〜14cm)
- 体重:5〜10g(とても軽い!)
- 特徴:全体的に茶色の体毛を持ち、お腹は白っぽい。
2. 木登りの達人!長い尻尾を器用に使う
- カヤネズミは 樹上性の生活 を送り、主にススキやカヤの茂みに生息しています。
- 長い尻尾はバランスを取るための重要なツール で、枝や葉に絡ませながら移動します。
3. ボールのような巣を作る

※画像引用しています
- 草を丸めて 直径10cmほどの球状の巣 を作ります。
- 巣の素材は ススキやカヤ、ヨシなどの植物 で、葉を細かく裂いて編み込むように作られます。
- 日本では田んぼの稲に巣を作ることも多いです。
- 地上1m以上の高さ に作ることが多く、外敵から身を守る工夫がされています。
4. 夜行性で昆虫も食べる
- 食性:雑食性で、主に種子・果実・昆虫・花の蜜 などを食べます。
- 昆虫を捕食することもあり、小さなバッタやクモを食べる姿も観察されています。
5. 冬眠はしないが、寒さを避けるために冬は活動を減らす
- ネズミの仲間には冬眠する種類もいますが、カヤネズミは 冬眠しません。
- ただし、冬場は寒さを避けるために巣の中でじっと過ごし、活動量を減らします。
カヤネズミのトリビア
1. なんと体重は10円玉2枚分!?
- カヤネズミの平均体重は 5〜10g ほどで、これは 10円玉2枚分 ほどの軽さ。
- そのため、ススキの葉の上を軽々と移動できる。
2. 日本の「消えゆく小さなネズミ」
- カヤネズミは、生息地の減少 により個体数が減少しつつあります。
- ススキやヨシ原が開発によって失われる ことで、巣を作る場所が減ってしまっています。
- 環境保護団体がカヤネズミの保護活動を進めており、生息地を守るための取り組みが行われています。
3. 小さな手で「草編み職人」!?
- 巣作りの際、葉を細かく裂いて編み込む姿はまるで職人のよう。
- 一つの巣を作るのに数日かかることもあるが、その構造は非常に丈夫で風にも強い。
4. ふわふわの赤ちゃんネズミ
- 出産シーズン:5月〜9月頃
- 1回の出産で生まれる数:3〜6匹ほど
- 赤ちゃんは わずか2cmほどの大きさ で生まれ、母親が巣の中で大切に育てる。
5. 「絶滅危惧種」に指定される地域も
- 日本では全国的に分布しているものの、生息地の破壊により個体数が減少。
- 地域によっては「絶滅危惧種」に指定されている。
6. 風に揺れる巣は天敵避けになる!?
- カヤネズミの巣は 草の上に吊るされているため、風で揺れる ことが多い。
- これは ヘビや大型の捕食者が近づきにくくする工夫 とも考えられている。
まとめ
カヤネズミは、日本最小の野生ネズミで、草原や湿地に生息する小さくて可愛らしい生き物です。世界で一番かわいいと言っても過言ではないでしょう。
- ススキの上を軽々と移動し、球状の巣を作る独特の生活スタイル を持っています。
- 体重は10円玉2枚分 ほどで、非常に軽く、風で揺れる巣を巧みに作ります。
- 開発により生息地が減少し、一部の地域では絶滅危惧種 に指定されているため、保護活動が進められています。
昔稲刈りをするとよくカヤネズミがたくさん飛び出してきたものです…。大体猫に連れていかれてしまいましたが…。保護したかったのですが相手は野生動物、基本的に捕獲や飼育が禁止されています。