
※画像引用しています
また春の季語カメについて書いていきます。
どうでもいいけどフォーマット変えたよ!
🐢 アカミミガメの生態とトリビア 🐢
アカミミガメの基本情報
- 学名:Trachemys scripta elegans
- 分類:爬虫綱 カメ目 ヌマガメ科
- 原産地:アメリカ・ミシシッピ川流域
- 体長:最大で25〜30cm(メスのほうが大型になる傾向)
- 寿命:20〜40年(飼育下では50年近く生きる例も)
- 特徴:目の後ろにある赤い“耳”のような模様が名前の由来
日本でいちばん有名なカメ!?
アカミミガメは、日本でもっとも広く知られている外来カメ。
子どものころ、夏祭りや縁日で「ミドリガメ」として売られていた小さなカメ、あれがまさにアカミミガメの幼体です。
実は「ミドリガメ」という名前は通称で、成長すると甲羅も黒ずみ、名前の“緑”っぽさはどこへやら…。成体になると20cmを超え、かなり存在感のあるサイズに育ちます。
アカミミガメのすごい生態トリビア
① 適応能力がバグってる!
寒さ・暑さ・汚れた水にも比較的強く、都市部の用水路から山奥の池まで、あらゆる水場に順応する超タフな生存力の持ち主。
日本全国に広く定着し、北海道を除くほぼ全域で目撃されています。
② 実は泳ぎがめちゃくちゃ上手い
陸にも上がれますが、基本的には水中生活が得意。広い水場ではスイスイと泳ぎ、ジャンプして水中に飛び込むこともできるほどの運動能力を持っています。
③ 意外とグルメ!?
雑食性で、水草、小魚、昆虫、甲殻類、果物までなんでも食べます。
しかし、成長とともに草食寄りになる個体も多く、好みが分かれる偏食カメも。
④ 陸に上がって“日向ぼっこ”は大事な仕事
カメが甲羅を乾かす日光浴には、ビタミンDの生成や寄生虫対策、体温維持の意味があります。アカミミガメは特に日向ぼっこ好きで、石や倒木に複数匹がズラッと並ぶ“カメ渋滞”が見られることも。
⚠️ 実は深刻な“外来種問題”
アカミミガメは、2023年から「条件付特定外来生物」に指定されました。
これは、「すでに日本各地で定着しているが、生態系への影響が深刻なため、一定の制限を設けて管理していく必要がある」という位置づけです。
- 繁殖力が強く、生息域をどんどん拡大
- 在来種(特にニホンイシガメ)との競合や棲み分けの難しさ
- 甲羅が硬く天敵が少ないため、自然界で圧倒的に有利
これらの理由から、「かわいいペット」から「生態系を脅かす存在」へと立ち位置が変わってきてしまったのです。
それでも魅力があるカメ
とはいえ、アカミミガメにはペットとしての魅力もたくさんあります。
- 人に慣れやすく、エサの時間には飼い主を見分けて寄ってくる
- 意外と表情が豊かで、甲羅干し中にあくびをしたり、手足を伸ばしてのんびりする姿が愛らしい
- 長生きなので“家族の一員”として長い付き合いができる
ただし、「かわいいから」と安易に飼って放流することは絶対にNG!
外来種問題は、ほんの小さな無責任から始まります。
まとめ
アカミミガメは、丈夫で、長生きで、愛らしい一面もある魅力的なカメです。
でもその反面、外来種として日本の自然に大きな影響を与えている存在でもあります。
飼うなら最後まで責任を持って。
そして、もしすでに野生で見かけたら「かわいいね」と言うだけで、絶対に触らず・拾わず・放さず。
その一歩一歩が、生き物と自然を守る大切なアクションになります。
あと経験としてはアカミミガメは大きくなったら結構パワフルです。
強くなって襲われることもあるので飼うなら責任感をしっかり持って!