【両生類】アシナシイモリについて

※画像引用しています
かわいいぬめぬめ、アシナシイモリについてご紹介します!

アシナシイモリの生態とトリビア


目次

アシナシイモリの基本情報

  • 学名Typhlonectes natans(タイフロネクテス・ナタンスなど)
  • 分類:両生綱 アシナシイモリ目(無足目)
  • 生息地:南アメリカ(ベネズエラ、コロンビア、トリニダードなど)
  • 寿命:10年〜15年(飼育下ではさらに長寿の例も)
  • 体長:40〜70cm前後(最大で1mを超える種も)
  • 特徴:手足が一切ない、ウナギのような見た目。滑らかな皮膚とユニークな動きが特徴。

アシナシイモリの生態

手足がなくても泳ぎは達者!

アシナシイモリは名前の通り、手足をまったく持たない両生類です。
細長く円筒形の体をくねらせて泳ぐ姿は、まるでウナギかヘビのよう。
見た目だけでは何者か分からないミステリアスな存在ですが、れっきとした“両生類”なのです。

💡「見た目はミミズ、中身はれっきとした両生類」


水中専門のライフスタイル

アシナシイモリの中でも代表的な「タイフロネクテス・ナタンス」は、完全水棲の生活スタイル
肺呼吸をするため、時折水面に顔を出しますが、基本的には水の中で静かに暮らします。
底を這うように移動したり、障害物の下に潜り込んで落ち着いています。

💡「水の中の忍者、そっと暮らすプロ」


夜行性で感覚が鋭い!

視力は退化していますが、顔まわりの感覚器官がとても発達しており、
水中の流れや振動、ニオイを感じ取って行動しています。
夜になると活発に動き、餌を探して底を探索する姿が見られます。

💡「目が見えなくても大丈夫!感覚フル活用」


珍しい“胎生”の両生類!

多くの両生類が卵を産むのに対し、アシナシイモリは胎生(体内で赤ちゃんを育てて産む)という珍しい方式。
ある程度大きくなった状態の赤ちゃんが生まれてくるので、飼育下でも繁殖成功例があります。

💡「両生類だけど、哺乳類みたいな育て方」


アシナシイモリのトリビア

1. 実は「ゴムのウナギ」と呼ばれている

海外では“Rubber eel(ラバーイール)”と呼ばれ、柔らかくぬるっとした見た目と、
滑らかな動きがまさにゴムっぽいと話題。実際に触ると意外としっかりした感触です。

💡「つるん、ぬるん。でも意外と筋肉質!」


2. 空気を吸いにくる姿がかわいい

肺呼吸なので、定期的に水面に浮かんで「ぷはっ」と息継ぎをします。
その瞬間はとてもキュートで、思わず見守りたくなる癒しのしぐさです。

💡「呼吸の仕方が地味かわいい」


3. 皮膚の粘液には防御の意味も

表皮から粘液を分泌して、体を乾燥や雑菌から守っています。
敵に対しても滑って逃げやすくなるほか、多少の防御効果もあるといわれています。

💡「ぬるぬるしてるのには、ちゃんと理由がある!」


まとめ

アシナシイモリは、手足のない不思議な姿と静かな暮らしぶりが魅力の両生類です。
まるで古代生物のような存在感を持ちながらも、実は愛嬌たっぷり。
泳ぐ姿も、呼吸する姿も、見ていると不思議と癒されます。

見た目がユニークすぎて敬遠されがちですが、知れば知るほどやさしい魅力にあふれた生きもの
“ぬるぬる系ペット”に興味がある方は、ぜひ一度アシナシイモリの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?

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