※画像引用しています
こんにちは。
暖かくなってきましたね。ちょっと暑いかも。
冬は釣りに行こうと思いつつ今年も行けずに終わりました・・・
今日は釣り人に大人気のメジナちゃんについて書いていきますかね。
🐟メジナ(グレ)の生態とトリビア🐟
メジナの基本情報
- 学名:Girella punctata
- 分類:条鰭綱 スズキ目 メジナ科
- 生息地:日本の沿岸(本州〜沖縄)、朝鮮半島、台湾など
- 寿命:5〜10年(大型個体はさらに長生きすることも)
- 体長:30〜40cmが一般的(最大50cm以上に成長)
- 特徴:やや平たい体型、暗い銀灰色の体、力強い遊泳力とファイター気質
メジナの生態
荒波を好む“磯の強者”!
メジナは、波の強い岩場や磯場を好んで生活する典型的な磯魚です。
常に潮の流れがある環境に適応していて、筋肉質な体で荒波の中でも悠々と泳ぎます。
防波堤などでも見かけられることがありますが、やはり磯での遭遇率が高めです。
💡「ゴツい海でもへっちゃらな、パワーフィッシュ!」
雑食だけど“海藻系”がお好き
メジナの主食は岩に生えた海藻や藻類。
そのため腸はとても長く、消化器官は草食性寄りに進化しています。
とはいえ、小さな甲殻類や虫エサも食べる柔軟な雑食性もあり、
釣りではオキアミや練り餌などがよく使われます。
💡「サラダ好きな雑食男子」
群れで行動し、時に縄張り意識も
通常は数匹〜十数匹の群れで行動していますが、
エサ場になると強い縄張り意識を見せ、ほかの魚を追い払うことも。
大型になるほどその傾向が強く、「大型グレは賢くて気が荒い」と釣り人の間では有名です。
💡「群れの中の、ちょっと気が強いヤツ」
旬は冬!脂のノリが最高
「寒グレ」と呼ばれるように、冬がいちばん美味しい時期です。
冷たい海水によって脂が乗り、身も締まり、刺身や塩焼き、煮付けなどに最適。
逆に夏場は“磯臭さ”が出やすいため、調理に工夫が必要になります。
💡「冬は食べごろ、夏はひと癖あり」
メジナのトリビア
1. 関西では「グレ」!名前のバリエーションが豊富
地方や釣り人の間では「グレ」「クロ」「クロメジナ」などさまざまな呼び名があり、
地域性の強い魚でもあります。特に関西では「グレ」が一般的な呼び名です。
💡「メジナ?グレ?呼び方いろいろ混乱注意!」
2. 食味にクセあり?臭みは下処理次第
「グレは臭い」と敬遠されがちな魚ですが、実は処理次第で驚くほど美味!
血抜きや内臓処理を素早く行えば、磯臭さは大幅に軽減され、刺身でもいける美魚です。
💡「臭いのはワケがある。でも対策すれば絶品!」
3. 見た目そっくり「クロメジナ」との違いは?
よく似た仲間にクロメジナ(Girella leonina)がいますが、
体の厚みやヒレの形、色の濃さが微妙に異なります。
混同されることも多く、釣り上げた直後には判別が難しいことも。
💡「実は双子みたいなそっくりさんがいる」
4. 釣り人の“玄人向けターゲット”
メジナは非常に警戒心が強く、釣りが難しいターゲットとしても有名。
エサ取りを避けながら、グレを狙い撃ちする釣りは経験と観察力がモノを言います。
そのため、「グレを釣れるようになったら一人前」と言われることも。
💡「釣り界では上級者認定の実力派」
まとめ
メジナは、力強く泳ぎ、知性と個性を併せ持つ“磯のスター魚”です。
見た目は地味ですが、その味わいや釣りの奥深さ、海藻をモグモグする生態まで、知れば知るほど魅力たっぷり!
初心者にとっては挑戦魚、釣り好きにはたまらないターゲット、
そして冬には食卓のごちそうになる、三拍子そろった万能派の魚です。