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こんにちは。魚のコラーゲンを欲する季節です。
お肌が乾燥しちゃって・・・
ナポレオンフィッシュの基本情報
- 和名:メガネモチノウオ
- 英名:Napoleon fish / Humphead wrasse
- 学名:Cheilinus undulatus
- 分類:スズキ目 ベラ科
- 生息地:インド洋〜太平洋のサンゴ礁域(沖縄・東南アジア・グレートバリアリーフなど)
- 体長:最大で約230cm(2m超!)
- 寿命:推定30年以上
- 特徴:額のコブ、鮮やかな緑青色の体色、目の下の模様が“眼鏡”のように見える
ナポレオンフィッシュの生態
サンゴ礁の王者!圧巻のビジュアル
ナポレオンフィッシュは、サンゴ礁に生息する魚の中でも最大級の大きさを誇る魚です。
ひと目見れば忘れられない、あのゴツンと大きな額のコブと、光沢のある青緑色の体が圧倒的な存在感を放っています。泳ぎ方はゆっくり優雅で、まるで海の王様のよう。
💡「水族館でもひときわ目立つVIP魚」
性転換する!?ベラ科らしい驚きの生態
ナポレオンフィッシュは“雌から雄に性転換する魚”としても知られています。
最初はすべてメスとして生まれますが、群れの中で優位に立つ個体が成熟するとオスに変わるという不思議な生態を持っています。
💡「気づいたら性別が変わってた…海のミステリー」
人懐っこくてダイバーに人気
野生のナポレオンフィッシュは、人間に対してとても警戒心が薄く、人懐っこい性格で知られています。
ダイビングスポットでは、自ら近寄ってくることもあり、カメラにもよく反応するそう。
その姿はまるで、“ちょっとおっとりした海のマスコット”。
💡「見た目はゴツいけど性格はフレンドリー」
「眼鏡をかけた餅」のような名前の由来
和名の「メガネモチノウオ」は、目の下にある模様が“眼鏡”をかけているように見えることと、
体がモチっとしていて大きいことに由来すると言われています。
ナポレオンという名前は、あの額のコブが“ナポレオンの帽子”に似ているからとも。
💡「名前だけで3つの特徴が分かる名付けセンス」
ナポレオンフィッシュのトリビア集
1. 世界最大級のベラの仲間!
ベラ科の魚は一般的に小型のものが多い中で、ナポレオンフィッシュはベラ科で最大。
大人になると2mを超える個体もあり、体重は190kgを超えることもあります。
💡「“ベラ”界の怪物クラス」
2. 貝の殻もバリバリ砕く強力なアゴ
ナポレオンフィッシュは、ウニや甲殻類、貝などを主食としています。
特に強力なアゴを持ち、貝殻やサンゴもバキバキ砕いて食べることが可能。
あの愛嬌ある顔からは想像できないほどのパワーの持ち主です。
💡「実は海のクラッシャー」
3. 絶滅危惧種に指定されている
過去には高級食材として乱獲されていたこともあり、ナポレオンフィッシュは現在、IUCNのレッドリストで絶滅危惧種(EN)に指定されています。
現在は国際的な保護対象となり、輸出入にも制限があります。
💡「世界中から守られているお魚さま」
4. 水族館では超VIP扱い
そのサイズ、性格、希少性から、ナポレオンフィッシュは水族館でも超人気者。
日本では沖縄の「美ら海水族館」などで飼育されており、出会えたら超ラッキー!
展示水槽も特別な大型水槽が必要なので、限られた施設でしか見られません。
💡「登場すると“わぁっ”て声が上がる存在感」
まとめ
ナポレオンフィッシュは、見た目のインパクトだけでなく、性転換の習性・人懐っこい性格・硬い貝を砕くアゴ力など、驚きの魅力が満載の海の人気者です。
その大きさと優雅な泳ぎ、そしておっとりした表情には、不思議と癒される魅力があります。
希少性ゆえに、海の自然を守るシンボルとしても注目される存在でもあります。
もしダイビングや水族館で出会えたら、ぜひゆったりした目で見つめてあげてくださいね。