【哺乳類】こわくない!タスマニアデビルについて

笑って驚く真夜中のモンスター/タスマニアデビルの情報とトリビア

目次

はじめに:名前がもうアウト気味

「タスマニアデビル」と聞いて、思い浮かぶのは――
・目がギラギラしてそう
・叫びながら回転しそう(わかるかな?)
・なんか怒ってそう

…はい、それ全部間違ってはいません。

タスマニアデビルは名前も顔も鳴き声も、まさに「悪魔っぽさ満点」。
でもその正体は、森の中でひっそり暮らすビビリで不器用な夜行性動物。
可愛いけど怖い、怖いけど哀しい――そんな“デビル”のリアルな姿に迫ります!

基本情報:顔は怖いが中身はビビリ

項目内容
学名Sarcophilus harrisii
英名Tasmanian Devil(タスマニアン・デビル)
分類フクロネコ科(有袋類の一種)
出身オーストラリア・タスマニア島
サイズ体長約50〜80cm、体重6〜12kg(意外と小柄)
特技ギャーギャー叫ぶ、死肉を食らう、怒ると顔真っ赤
現在地タスマニア島にのみ生息

ちなみに絶滅危惧種です。
でも、タスマニアでは超有名。車の注意標識に描かれるくらい「そこらに出ます」な存在です。

何が“デビル”なの?爆音・怪力・高速アゴの三重奏

タスマニアデビルが「デビル」と呼ばれるゆえん、それは…

  • 夜中に森でギャーーーッ!!!という叫び声
  • 死体を見つけると貪るように喰らう
  • 仲間に対してもうなり声+ケンカ売りまくり

この“デビルモード”がマジで怖い。
特にあの叫び声、「人が襲われてる!?」と勘違いされるほど。鳴きながら威嚇ポーズを決め、口を全開にして歯をむき出しにする姿は、まさに“地獄の番犬”。

でも、それ、実は――ビビってるだけです。

中身は小心者で努力家のスカベンジャー

見た目は悪魔、中身は繊細。タスマニアデビルの本性は…

  • 自分から攻撃はほぼしない
  • 基本は死体や食べ残しを食べる掃除屋ポジション
  • 他の動物に会うと「ウーッ!!」と叫びながら逃げることも

そう、実は超ビビリ&陰キャ寄りの性格なんです。
陽キャ顔で眉毛がかわいいんですけどね。

そしてあの強烈なアゴの力。
骨ごとバリボリ砕けるほどですが、これは「死肉を無駄なく食べる」ための進化。
命を粗末にしない、“森のサステナブル実践者”とも言える存在です。

問題は“顔面にできるガン”

そんな彼らを今、本当に苦しめているのが――
「デビル顔面腫瘍病(DFTD)」

これは恐ろしい感染性のガンで、顔面にできた腫瘍が拡がり…

  • 食べ物が食べられなくなり餓死
  • 他の個体に咬みつきあってガンがうつる

という、“ガンが伝染る”という前代未聞の事態が進行中。
そのせいで、1990年代から個体数が激減し、一時は絶滅寸前に。

現在はタスマニア政府や国際機関が本格的な保護活動を進めており、“顔面がんに耐性のある個体”の育成・野生復帰プロジェクトが実施されています。

それでも愛される理由:叫んでもなお、チャーミング

◎ 小さな体で全力主張!
たった10kg前後の体で、大声出して全身で怒ってみせる姿は、どこか「小型犬が大型犬に威嚇する」みたいで、ちょっと応援したくなる。

◎ 赤ちゃんがポケットから溢れる姿が最高にキュート
実はタスマニアデビル、有袋類=お腹に袋があるんです。
母デビルの袋の中から顔を出すベビーが「デビルのくせに天使か」と言いたくなる可愛さ。

◎ 表情が豊か
笑ってるような顔、怒ってる顔、超真剣な顔、変顔…表情のバリエーションがめちゃくちゃ多く、カメラ映えする逸材です。

トリビア:タスマニアデビル、ここが面白い!

  • 回転しません(※某アニメのイメージとは違う)
  • 走ると時速13kmくらいでけっこう速い
  • 臭い。とにかく臭い。自己防衛のために屁も出す(親近感わく)
  • 寿命は5〜6年と意外と短い
  • 実はオスよりもメスのほうが気が強い

現在の状況:絶滅危機と戦う“リアル悪魔くん”

現在、野生の個体数は約1万頭以下。ピーク時の60%以上が失われています。

しかし希望はあります。

  • 保護区での繁殖成功
  • 無菌状態で育てた“がん耐性個体”の再放流
  • 子どもたち向けの環境教育にも活用

彼らは今、「名前に負けないくらい強い存在」へと進化を続けています。

まとめ:“悪魔”を名乗るけど、繊細で優しい

タスマニアデビルは、決して悪魔なんかじゃない。

  • 死を食べ、命を循環させる“森の掃除屋”
  • 仲間同士で支え合いながら生きる小さな戦士
  • 叫びながらも、顔面にガンを抱えても、諦めない

人は見た目や名前に騙されがち。
でもこの“デビル”は、自然界のなかで、たしかに役割を果たしている――そのことに、ちょっと胸を打たれるのです。

タスマニアの森に響く叫び声は、強く生きる「デビル」たちの証。
眉毛があって胸に白い毛が混じっててわたしのドストライクです。 

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